シャローム大学

Shalom College of liberal arts

参加報告

「特別支援学校高等部卒業生等を中心に対象とした若者の学びを
展開するための学習プログラムの開発事業」第一回連携協議会

全国専攻科(特別ニーズ教育)研究会主催の実践研修講座が8月26、27日、名古屋市の愛知県立大学サテライトキャンパスで行われました。講演で田中良三会長(愛知県立大学名誉教授)は文部科学省による昨年度からの「特別支援教育から生涯学習化へ」の政策転換を踏まえて、これまでの専攻科づくりの歩みを振り返りながら、実践研究活動をさらに活発化していく重要性を強調しました。

田中会長は文科省の2018年度事業である「学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究事業」の必要性を「障害者が社会生活を自立して送るためには学校卒業後の学びを継続すること」「障害者が、幸福で豊かな生活を追求するための生涯学習の機会を整備すること」「障害者が社会において自らの個性や得意分野を長所として生かす観点からの取組」「障害の有無に関わらず、共に学ぶ共生社会の実現に向けた取組」と解説しました。さらに政策は福祉サービスの中で「学び」を重視する「福祉型専攻科」にも着目しているとの考えを示しました。その上で文科省の政策をこれまでの運動の発展の契機にするために、実践現場には質の高い取組が求められるとの見解を示しました。

法定外シャローム大学が報告 関東での取組拡大を期待


同講座には全国の福祉型専攻科等の責任者やスタッフ、研究者ら約50人が参加しました。実践報告として札幌市の「チャレンジキャンパスさっぽろ」、岡山県総社市の「パルジャ」がこれまでの取組を紹介しました。

法定外シャローム大学(埼玉県和光市)は「法定外シャローム大学の設立に向けて」と題して、引地達也学長が大学設立に向けた設立の説明後、現在「プレ学習プログラム」として実践している内容を紹介しました。特別支援学校に関するメディア教育の実態調査の結果も示し、新しいコミュニケーション授業の研究と実践の必要性も強調しました。

また「学校専攻科と福祉型専攻科のこれからを考える」と題したシンポジウムでは、エコール神戸(神戸市)の河南勝学園長、聖母の家学園(三重県四日市市)の辻正・前校長、NPO法人専攻科滋賀の会の立岡晄理事長が長年の活動からそれぞれの思いを発言し、鳥取短期大学の國本真吾准教授はそれぞれの取組が地域とのつながりが求められてくるなどと総括しました。

最後には長年、専攻科運動を続けてきた大和大の小畑耕作教授が、今後のさらなる実践研究を広げていく方向性を確認しました。