シャローム大学

Shalom College of liberal arts

<開催報告>法定外シャローム大学2019年度入学式

入学式にあたって-学長 引地達也からのごあいさつ-
本日、ここ法定外シャローム大学に集う学生のみなさまに心から歓迎する気持ちをお伝えしたいと思います。そして、私自身、シャローム大学での学びで開かれる未来はどんな風景なのか、わくわくする気持ちであります。
まずは本日開学する法定外シャローム大学の役割は、一般的な「大学」という枠組みでは学びにくい人、学びが難しい人にとっての「大学」であることです。福祉サービスを使わずに、学びの場として法定外「大学」は日本では初めてとなります。この先駆的な取組を一緒に取り組めることに心から喜びを感じるとともに、みなさんがその場に集っていることを誇りに思っていただけるよう、確実な歩みをここから始めてまいります。
われわれ法定外シャローム大学は、障害者や疾患者の就労を支援する就労移行支援事業所シャローム所沢を出発点として、就労移行支援事業や相談事業を行ってまいりました。厚生労働省所管の福祉サービスを活用したこの事業は、「訓練」をすることで就労という目的を達成することが求められるもので、現代日本にとっては重要な仕事であることは確かです。一方で、訓練というスタイルよりも「学び」によって、あるはずの個々人の可能性を伸ばせる方もいます。このことにわれあれは気が付き、日本での「大学教育」を考えた時に、特別支援学校高等部を卒業した方や学びたくても学べなかった人、学びの選択ができない人を考え、その学べない原因を取り除けば学べるのではないかと考え、今回の法定外シャローム大学の形が生まれました。
それは3つの形の学びです。
1つが通学型で、ここ和光市のキャンパスで通学して学ぶ、一般の学校スタイルの学びです。
2つ目が連携型で、ここシャローム大学と同じく障害者の学びの場を作っている名古屋市の見晴台学園大学と新潟市のKINGOカレッジ新潟と週一回、インターネットで画面と音声を結んで行う授業です。本年度前期は水曜日午前に授業が予定されていますが、名古屋も新潟もそれぞれ13人の学生がいます。この連携は今後、全国に広げるために授業の内容も考えていく予定です。
3つ目が訪問型です。医療ケアが必要な状況にある方に訪問して行う授業です。この訪問型も新しい取組みとして、シャローム大学では積極的に取り組んでまいります。

この考えをもとにシャローム大学は一歩を踏み出してまいりますが、その一歩をともに歩む、学生の方も
・一般学生
・研究生
・訪問型学生
・聴講生
とさまざまな種類はありますが、すべて法定外シャローム大学の学生として、一緒に「学生時代」という青春の思い出を作っていきたいと思います。
ここで集った学生のみなさまとともに、本日、入院したために来られなかった学生の一人が昆野雅人さんです。同じ仲間がいることを知っていただきたく紹介しました。

シャローム大学を準備する中で、すでに文部科学省では障害者の生涯学習の重要さを認識し、政策転換をはかっております。その中でシャローム大学は、先駆的な取組をしていると評価され、開学前から注目されているのも事実です。ですから、このわくわく感とともにみなさんと学び、時には遊ぶことが、社会の道になっていく、新しい制度になっていく―、またそれがみなさんの開かれた未来になる。そんな大きな夢ある可能性の中にいることをここで共有したいと思います。

そこで、ここで集う学生のみなさまとともに教員もスタッフも目指したい在り方を「大学」の場らしく、少しアカデミックな表現で目指す形を示したいと思います。
それは、インテグリティ(Integrity)です。
高潔や品位、と訳されますが。このインテグリティな人こそ、社会にとって信頼し得る人となります。それは、収入の多さであるとか、地位の高さであるとか、そこから解放された誰もが目指せるものだと思っています。それを目指すために必要なのは、人との親和性はもちろん、正しい判断、その判断をするための教養になります。シャローム―大学は教員も学生も誰もがこのインテグリティを目指したいと考えております。

この非常に堅苦しい言葉を目指すために、少し柔らかい、そして温かいアプローチをするのが、シャローム大学の特徴であると思います。一方的に教員が教えるのではなく、教える側も気づかせてくれる楽しさがある大学です。
私は今、こんな夢想をしながら数カ月後に行われるレクレーションを考えています。それは房総半島ののどかな港で学生と釣りをしながら語らうことです。そこから見えるものをぼんやり眺め、いつ釣れるかわからない釣竿を握りながら、この世ののこと、いろいろな疑問、そんなものを語り合えたら、どんなに楽しいだろう、そしてその疑問への探求に向かうことで、インテグリティの本質を見えるのではなないのかと思うと本当にわくわくします。

夢想はこのぐらいにして、実際にその形を作っていきたいと思います。
この大学づくりは、学生と教員・スタッフだけではなく、地域のみなさまや協力者の方々とともに作ってまいります。それが同じ思いを持つコミュニティとなり、楽しい形になっていくのだと信じております。
最後に、本日こうして集ってくれたことに心から感謝いたします。
さあ、これから始めましょう。ありがとうございました。

入学式開催概要

日時
2019年4月6日(土)午後2時~午後3時

場所
和光市中央公民館(埼玉県和光市中央1-7-27)大会議室

式次第
1 開会宣言
2 あいさつ 一般財団法人福祉教育支援協会理事長 最上義
3 開学にあたって 法定外シャローム大学学長 引地達也
4 教員紹介
5 来賓紹介
6 スタッフ紹介
7 学生証交付
8 お祝いのメッセージ
9 歌唱 奈月れい
10 閉会宣言

その後
記念撮影・歓迎茶話会(3階に移動)を実施

入学式開催風景


全体風景

全体風景

あいさつ 一般財団法人福祉教育支援協会理事長 最上義

開学にあたって 法定外シャローム大学学長 引地達也

教員紹介

スタッフ紹介

来賓紹介

学生証交付

学生証交付

お祝いのメッセージ

歌唱 奈月れい

歌唱 奈月れい

記念撮影・歓迎茶話会

記念撮影・歓迎茶話会

歓迎茶話会

全体集合写真